平成30年入局 脇田 佑哉
2018.6.15|研修日記

平成30年度に奈良医大放射線科に入局しました脇田佑哉と申します。私は社会人経験を経て鹿児島大学に編入したため、年齢も高く、学生結婚して妻子持ちという特殊な状況で初期研修に入りました。後期研修先を探すにあたり、専攻分野の内容の他に、他大学出身であること・高年齢であること・妻子持ちであること、という条件も加味しなければなりませんでした。

 

学生の頃より解剖は好きで、解剖と照らし合わせて画像を読影することに興味があったため、研修スケジュールの都合上1ヶ月のみではありましたが、奈良医大の放射線科で研修させていただきました。研修を通して、CTやMRIの画像診断以外にも、各種エコー検査も放射線科医が行い、IVRによる治療も積極的に行うなど、全ての画像検査に携わるための技術を習得することができ、なおかつ検査や治療の提案が可能となれる環境であり、いかに放射線科医の影響力が大きいかを知ることができました。

 

前述したように、奈良医大はIVRを積極的に行なっており、他大学からも多くの先生方が国内留学などの形で勉強に来られており、医局内の全ての先生方が優しく、気軽に声をかけて下さるため、他大学出身者でも居心地の悪さは全くありません。そして働きながら子育てされている男性医師も多く、業務に関する情報だけでなく、子育てに関する情報も教えていただける、パパさん医師にも理解ある環境です。

 

以上の点から、私は奈良医大の放射線科への入局を決意しました。現在私は、1つの画像に含まれる複雑で大量な情報を紐解き、診断へと結びつけることの難しさと奥深さを実感しながら、日々楽しく勉強しながら読影を重ねています。私のように複雑な条件をもつ学生さんや研修医の先生はなかなかいないと思いますが、どういう環境か知りたい方や放射線科に興味がある方はぜひ一度見学にお越しください。

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